多汗症の人の中には、雨の日に症状が改善するという人が居ます。 これは雨による気圧の変化が自律神経に作用するためで、場合によっては症状が悪化する人も居るようです。

この記事では、雨の日に多汗症が改善する理由と、雨が自律神経に与える作用について説明します。

多汗症の原因は自律神経の乱れ

そもそも多汗症はなぜ引き起こされるのでしょうか。 多汗症の主な原因は、自律神経の乱れ、さらに言えば交感神経優位という種類の自律神経の乱れ によって引き起こされます。

自律的にはたらく神経、自律神経

自律神経というのは、人間が生活している中で自律的に行っている生理現象を司る神経です。 例えば、呼吸の速さ、血圧の増減、瞳孔の収縮、発汗などが該当します。

自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経から成り立っており、 それぞれ活発な活動と休息を司っています。

自律神経の乱れ

自律神経は活発な活動を司る交感神経と、休息を司る副交感神経から成り立っており、 この2つが適切なタイミングで切り替わりながらはたらく ことで人間は生活ができています。

ですが、過度なストレスや不規則な生活習慣、カフェインなどの化学的ストレスとなる物質によって、 自律神経が適切にはたらけなくなることがあります。

この状態を自律神経の乱れと呼び、動悸や息切れ、異常な眩しさや不要な発汗 などの症状がでるようになります。 また、この症状が出ている状態を、自律神経失調症と呼ぶことがあります。

雨が多汗症を改善、悪化させる理由

ここまでで、自律神経の乱れが多汗症の原因であると説明しました。 では、なぜ雨の日が多汗症の症状に影響をあたえるのでしょうか。

気温が自律神経に与える影響

雨の日は、気温が低くなりがちです。 気温が低いと体は冷え、副交感神経が優位の状態になります。

多汗症は交感神経優位の状態によって引き起こされるため、副交感神経が優位になれば発汗が抑えられ、多汗症の症状が改善します。

気圧が自律神経に与える影響

気圧の変化は空気中の酸素量を左右します。 気圧が高ければ酸素は増え、交感神経が酸素をエネルギーにしようとはたらきます。

逆に、雨の日のように気圧が低下している時は酸素が減り、副交感神経が優位になります。 これによって多汗症の症状が改善することがあります。

気圧と自律神経 | おがさわら鍼灸院