自律神経の乱れによる慢性的な頻脈は、疲労感やむくみの原因になるだけでなく、精神的に大きな不安になります。 心拍数は呼吸や運動によって変化するもので、慢性的な頻脈は生活習慣の改善で対処することができます。

この記事では、慢性的な頻脈を改善するための方法について解説します。

頻脈は発作的なものがほとんど

そもそも、頻脈は一般的に、発作的に起こるものがほとんどです。 これは心臓の不調が原因で、心臓を動かす電気信号が予期せぬ動作をしたりするためです。

ですが、頻脈には発作的なものだけでなく、慢性的なものもあります。 これは心臓を制御している自律神経の不調によるもので、ストレスや不規則な生活習慣によって引き起こされます。

この記事で取り扱うのは、慢性的な頻脈の改善です。 発作的な頻脈の場合、循環器科を受診して何が原因なのか、まずい頻脈なのかを医師の目で判断してもらうことをおすすめします。

慢性的な頻脈の改善方法

慢性的な頻脈は、心臓を強くしたり、原因となっている自律神経の乱れを整えることで改善が期待できます。

運動

心拍数を下げるのによく言われるのが運動です。

日常的に運動をしている人は、心臓が大きく強くなる ことで、同時に心拍数の低下が見られます。 これはスポーツ心臓と言われるもので、運動による負担に耐えるために心臓が変化したものです。

スポーツ心臓 - Wikipedia

日常的に運動を取り入れることで心拍数の低下は見込めますが、過度の運動は心臓への負担になる ため、限度を守るのが大切です。 また、心疾患がある人は運動によって悪化や発作を引き起こすことがあります。 自分の身体状況に応じて判断しましょう。

呼吸法

人は息を吸うと心拍数が上がり、息を吐くと心拍数が低下します。 これは息を吸うことで肺が膨張し、肋骨内部の圧力が変化することで起こる現象です。

吸気時に心拍数が増加する理由とは:右手から医学、左手から薬学:So-netブログ

呼吸は自律神経にも影響を与えるもので、ゆっくりと腹式呼吸をするだけで心拍数は低下します。 これは意識的にする必要がありますが、日常的に行うことで自律神経の乱れの改善と、頻脈の改善が期待できます。

アルコール、喫煙の制限

アルコールは血管を広げる作用があり、血圧が落ちることによって心拍数が増えます。 タバコに含まれるニコチンはアドレナリンの分泌を促します。 アドレナリンは心臓を刺激するため、心拍数が上昇します。

これらの心拍数をあげる要因を控えることでも、頻脈の改善は期待できます。

カフェインを摂取しない

頻脈の改善というより、自律神経の乱れを予防する といった意味での対処です。

カフェインは化学的ストレスというストレスに分類され、自律神経の1つである交感神経を刺激します。 交感神経は活発な活動を支える神経で、心拍数をあげたり発汗を促したりといった作用を持ちます。

カフェインを摂ることで心拍数があがる上に、カフェインの摂り過ぎは自律神経の乱れを生み 、慢性的な頻脈を引き起こす要因となります。

自律神経を意識した生活をする

ストレス社会と言われる現代、自律神経が非常に乱れやすい環境に私たちは生きています。 そのため、日常的にどのタイミングで交感神経がはたらき、どのタイミングで副交感神経がはたらいているのか を理解するのはとても大切です。

自律神経は人体の活動を支えてくれているもの、自律神経にも気を使って健康的な生活が送れるよう心がけましょう。